~徒然漁夫のつぶやき~

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本年最初の感動

昨晩待望のNHK【プロフェッショナル】の放送がありました。”いい人生やった”その一言のために 診療所医師 中村伸一 である。※ 再放送は,1月19日(月)25:00~25:45(翌日午前1:00~1:45).名田庄は今は雪国。静粛に包まれたその雪道をご家族に連れられて、沢山の患者さんが診療所を訪れます。陽だまりに集まるかのように・・・東京大学のある先生からこんな素敵なメッセージをメールでいただきました。とても印象的だったのは...
【プロフェッショナル】放送!

 

期待していた放送を観た。 期待以上だった。 涙腺が緩みっ放し。。

Dr. 陸のコトー

  ・・・福井県大飯郡おおい町、名田庄診療所の中村伸一医師。

内科をはじめ、外科や小児科など主な診療科を1人でこなしながら、介護・福祉、行政との連携を築き、総合的な濃い住民ケアを行っておられる。



一昨年、電カル(電子カルテ)のリサーチをするにあたって、
キーボード入力のテキストベースな電カルが大勢を占めるなかにあって、2号紙(従来の紙カルテ)の書式をそのまま移植したような、グラフィカルベースの異色のシステムに目を引かれた。

診察中も、患者との会話や問診に水をさすことなく、シームレスに手書き入力ができて、 そのときの細かいニュアンスまでも残せる。
あとで参照するときにとても重宝する、紙カルテのよさを再現した温かみのある電子カルテだ。
またタブレットPCなど、ポータブルでの運用も可で、とくに訪問診療などでも威力を発揮する。

残念ながら、職場での採用には至らなかったが、近隣の未導入の施設にお勧めしたいシステムだと思った。


この「Dr.Board」の開発にも係わったのが、中村さんだった。
なぜ、中村医師がこのシステムを必要とし、重宝しているのか・・ 
それは彼が支えている、人口3千人の名田庄での地域医療の現実が背景にある。それがよく理解できたのは、放送の中での中村さんの姿だった。

観終わって、・・正直泣けた。ここにも名医がいたんだなと。
専門家としての驕りもなく、ひたすら住民の生と死に向き合う姿に感動するしかなかった。

20年ほど前、医者になって、そして僻地派遣が命じられて名田庄村に赴任。 そのまま現在まで、ずっとこの村を診てこられた。
はじめは、外科医として腕を磨きたいと、村から引き上げて大病院に戻るつもりだった。
しかし、ある患者のくも膜下出血を見抜けず、医師として自信を失う事件があった。訴訟や責められることを覚悟していたところ、家族から、「こういうことは誰にでもある。お互い様だ」 と言葉をかけられた。それからずっとこの村で尽くしていこうと決意を固めたそうだ。

お互い様・・ こんな思いやりが双方にあれば、当事者間の不信や摩擦もなく、隙間は埋まるだろう。

中村さんと、住民の方たちとの絆は深い。
名医は病を診ず、人を診るというが、一般的に医療は「点」の付き合いに終わるけれど、本当の地域医療とは、その人の生に寄り添って、看取るまでの「線」としての付き合いなのだ、ということを背中で示し続けている。
最近看取ることが多くなってきて、つらいとも漏らしていた。でも看取らせていただくことは、自分を育ててくれた恩返しなんだとも。

映像の中で印象に残ったシーンがいくつもあった。

特にカルテ画面の前で合掌して冥福を祈られる姿に心打たれた。
長年診てきた患者さんが亡くなった。
死亡診断書を書きながら、その人との付き合いが次々と思い出されてくる。そして最後のカルテ記入。
「これから見ることはあっても、もうこの人のことは書くことはないんだ、と思うと・・・
   保存ボタンを押したら、もうこれで最後です・・」
画面にタッチして、深々と冥福を祈る医師。

こんな光景はふつう見れない。


中村さんは、在宅でのケアを第一としている。
中村さんの論文の中にあった一節。
『 昔は、家で生まれ、家で老い、病に倒れても家で過ごし、家で死ぬ。つまり、生老病死のすべてが家で営まれた。 今は、病院で生まれ、老いてからも家で過ごしにくくなり施設で過ごす人も少なくない。ほとんどの人は病院で死んで、一度も家に帰らずに葬儀場へ直行というパターンもよくみられる。 どちらの環境のほうが、同居する子や孫は命のリアリティを実感するだろうか? 悪性疾患であっても私が在宅死にこだわる理由は、家という日常生活の場で息を引き取ることが、本人のためだけでなく、子や孫に命のリアリティーを伝える大切な儀式(命のリレー)だと考えるからである。』

命の教育の原点がそこにあると感じた。


離島のDr. コトー(実在モデルは鹿児島県下甑島手打診療所の瀬戸上健二郎医師)になぞらえて、自分を、~離島で高度な外科手術を行う、瀬戸上先生のようなスーパードクターにはなりえないが、せめて雪国の「Dr. 陸のコトー(孤島)」でありたい・・・ と綴られていた。
論文中にも、中村さんらしい人間味がにじみ出ていた。

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テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

| 人間 | 16:05 | トラックバック:0 | コメント:0
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Author:モーじまコウセイ♂49
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